俺が好きだった男の言ったセリフ

先日聞いた、真新しいセリフ。
日記になんて書くのは、止めようと思っていたのだが、胸にサックリ刺さったものだから、刺抜きがてらに大暴露。


「貴方に出会えて本当に良かった。今まで、出会った人をみんな、俺は少し見下してばかりだったけど、貴方をちっとも見下せないから、本当に良かったと思う」

昔の俺に聞かせてやりたいね。　いや、まったく。
　

失恋しても「ちっとも苦しくなかった」とか言いながら、今の関係を作り上げるまで、ちゃんと友達らしく振舞えるようになるまで……俺には幾多のストレスがあった。
それはお互い口に出さないが、向こうもまたそうだったと思う。

そのケのない奴に告白なんてする、自分の「無謀な過去」を呪った日もあったが、「なんとかココまで来れたなぁ」と感じた。

俺がなんとかしたのではなく、あいつの性格のおかげという感じがかなりあるが、それでもココまで来れたので……正直、肩の荷が降りた感じだ。

新しく関係を作れるハズだ。
もうこいつに惚れたりすることは無いけれど……
こいつに惚れていた「馬鹿さ加減」もひっくるめて、なんとかできるハズだ。

もっと……あいつとの関係に自信がもてたら言える。

「俺も、オマエと会えて良かったよ」と。

今度は、恋愛感情とか抜きでさ。
もし自然にそう言えるなら、なんて喜ばしいセリフだろう。