キレイ事というのは、一般に悪い意味で使われる。
というのも、世の中は汚い所という大前提があるからなようだ。
甘い事を言うと馬鹿にされても仕方ないってことらしい。

キレイ事を言うのは嫌いだ。
何故か。

馬鹿にされてまでして、言いたい甘い事ってのがあまりないからだ。
でも、ふと思い付きで、甘ったるい言葉が脳裏をよぎったりする。

困る。
キャラじゃないからだ。

エイプリルフールみたいに、キレイ事デイが出来たら、その日に全て解消できるのに、なんて妄想がもたげる。

結局キレイ事一つ言うために、これくらい前置きして、長々と言い訳している。

なんなんだろう?
そんなに世の中ってのは汚いのか?
そんな俺の認識が間違っているのか?

分からないけど、やっと思い付いたキレイ事を吐く気分になった。

別に、聞くともなしに聞いてやって下さい。

 
昔、杞の国の人が
「空が落ちてくる」
と憂えた。

それを馬鹿にした人達が、ある筈もない憂いごとを杞憂と言うようになったのだという。

でも、杞の国の人も「空が落ちてくるはずもない」と、知っていたのではないだろうか。

本当に切ないとき、辛い時、空が落ちてくるように思う人がいても、不思議はないんじゃないだろうか?

本当は
「空が落ちてきても、俺が支えてやろう」
そんな風に言ってもらいたかったのではないのだろうか?

空が降ってくるワケはないと、馬鹿にして笑われるより、杞憂は晴れたんじゃないだろうか?

 
そんな、キレイ事がもしかしたら、世の中より正しいと思いませんか?
キレイ事を言うのが嫌いな癖に、たまにそんな風にも思う。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

この日記について

日記内を検索